超音波骨折治療機器『アクセラス2』
Dr.KAKUKOスポーツクリニックでは、2018年9月1日より、超音波骨折治療器「アクセラス2」を導入しています。骨折の治療期間が4割ほど短縮できたとの学術データもある先進医療の一つです。
この治療法は、サッカーのデビッド・ベッカム選手や野球の松井秀喜選手が骨折治療のために受けたことでも注目されています。
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なぜ、骨折に超音波治療が効果的なのか?
一般的な骨折治療では、整復、固定後に骨が自然に修復されるのを待ちます。しかし近年、超音波を当てることにより、細胞が活性化され、自然治癒力が高まり、骨折の治癒を促進させられることがわかり、治療器として応用されるようになりました。
この治療で用いられる超音波は、非常に低出力の超音波です。検査で用いる超音波とは異なり、超音波を1秒間に1000回パルス状にして照射することが特徴で、パルス状の超音波による力学的刺激が骨融合を促進する効果があると言われています。 -
超音波骨折治療法(アクセラス)とは?
超音波骨折治療器「アクセラス」は、骨折部位に1日1回20分、低出力超音波パルス(Low Intensity Pulsed Ultrasound、略称「LIPUS(ライプス)」)を照射することで、正常な骨折修復が加速され、骨癒合までの日数の短縮効果が期待できると言われています。
治療器を患部に当てるだけになりますので、痛みや違和感等もありません。
※骨折を早く治癒するためには、可能な限り、毎日ご来院いただき、超音波骨折治療(アクセラス)を行なっていただくことをお勧めしております。 -
難治性骨折に対しても効果的
超骨折は通常、数ヶ月~半年位で骨がくっつき、治るものです。しかし、中には、なかなか治らないものもあります。偽関節、遷延治癒などと呼ばれます。また、骨折の手術をしたところに菌が感染して骨髄炎を起こし、骨もくっつかないという場合もあります。
このような難治性骨折は、全ての骨折の数%程度の頻度で発生すると言われていますが、治療には専門的な知識が求められ、通常の骨折治療には経験が豊富な医師でも、対応がなかなか難しい場合が多くあります。
超音波骨折治療法は、このような治りにくい難治性骨折に対しても効果的と言われており、スポーツ選手の骨折治療等でもよく用いられている治療法です。 -
Dr.KAKUKOスポーツクリニックでは新型「アクセラス2」を導入
最新機器「アクセラス2」は、従来品の「アクセラス」使用時に臨床現場から出てきた要望に応えたものに進化しています。特に従来品の「アクセラス」では、プローブが大きいため指先や足首など使用部位によってはプローブの固定が難しい箇所がありましたが、「アクセラス2」では、従来のプローブより30%以上の小型化に成功した「プローブS」も用意され、これまでは固定しにくかった部位も簡単に固定できるようになっています。
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超音波骨折治療法は先進医療
「超音波骨折治療法」は、2006年11月から「先進医療」に承認された医療です。
※「先進医療」とは、一般の保険診療レベルを超える最新の先進技術として国に認められた(厚生労働省認可の)医療保険適用がある治療法です。詳しくはお問い合わせ下さい。